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重粒子線治療の主な特徴
・がんが最短一日で完治する
重粒子線治療は、炭素イオン線という放射線をがん細胞に照射する治療法で、症例によって異なりますが、例えば早期の肺がんならば最短一日で完治できます。また肺がん・肝がんに治療を行った場合の局所制御率(治療によりがんが縮小または成長が止まった割合)は80〜90%と高く、十分に有効な治療法と言えます。
・重粒子線発生装置について
重粒子線治療装置は、様々な装置で構成されています。中でも大きいものは直径20m周長60mもあり、治療装置としてはかなり大掛かりなものとなります。この治療装置により、炭素イオン線を光速80%程度まで加速してそのエネルギーを高め、それをがん細胞に照射することにより治療を行ないます。
・他の治療法との比較
重粒子線治療は、患部を切除する手術治療法とは異なり、臓器や身体の形を損なわないため身体的負担がほとんどなく、副作用も少ない治療法です。また、原則として入院治療する必要はなく、通院治療が可能です。さらに、がんの種類によっては一般の放射線療法が効きにくいもの、つまり放射線に対して抵抗性のあるがんに対しても有効な治療法です。
・重粒子線がん治療を実施している部位
現在、重粒子線治療の適応となる疾患(治療を実施している疾患)は脳腫瘍、眼(悪性黒色腫)頭頸部にできるがん、肺がん、肝臓がん、膵臓がん、子宮がん、前立腺がん、直腸がん、食道がん、骨や筋肉のがん、頭蓋骨の中の頭蓋底がんなどの固形がんです。しかし、白血病などの全身がんには重粒子線治療は用いられません。また、絶えず動いている胃や小腸など袋状・管状の臓器の場合は、がんの場所を固定することが困難なため、現在のところは重粒子線治療には向きません。
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